SEAnews 2004-04-26 ArtNo.33256

【ムンバイ】オランダ企業Royal Philips Electronics子会社Philips India Ltd(PIL)は、向こう数年内にインドに国際発明ステーション(international invention stations)、Philips HomeLabsを設ける。
インディアン・エクスプレスが4月23日伝えたところによると、ＰＩＬ消費者用電子製品部門のPTN Charlu重役(法人B2Bｾｰﾙｽ担当GM)は同紙に以上の消息を語った｡それによると、ＰＩＬは向こう数年間に年商5000クロー(US$11.43億)の目標を実現した後、ホームラブズを設置する。1年ほど前にオランダに誕生した同社研究開発(R&D)部門の重要な一環を成すフィリップス・ホームラブズは、プロットタイプの新技術を点検、個々の消費者がどのように新技術に接するかを調査することにより、製品開発の周期を測定する。さらに消費者の反応に応じ、プロットタイプに改良を加え、製品開発を促進する。
インドを代表するハイテク・シティー、カルナタカ州Bangaloreと首都Delhiがホームラブズ設置の候補地として検討されている。
ＰＩＬは、年率12％の成長を遂げるホスピタリティー産業に注目している。同社は既に5スター・ホテルの43％、インド全体の37％のシェアを握っている。フィリップス・ホームラブズを通じ、5スター・ホテル及びインド全体の双方で新たに20％のシェア獲得を目指す。
オランダのフィリップス・ホームラブが開発したミラーＴＶを最近インド市場に紹介したＰＩＬは、この他、世界初のペイントＴＶやインターラクティブ・テーブル・マット等、少なくとも8乃至9種類の新技術製品を紹介する準備を整えていると言う。