2004-04-26 ArtNo.33251
◆鉄鋼連盟メンバーの昨年のHR鋼生産108万トン・アップ
【ニューデリー】インド鉄鋼連盟(ISA:Indian Steel Alliance)は22日、傘下の一次鉄鋼メーカーの2003-04年の熱間圧延(HR)鋼生産量が1315万トンをマーク、前年の1207万トンに比べ108万トン増加したと発表した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが4月22/23日伝えたところによると、ISAメンバーの昨年の鉄鋼輸出は289万トンと、前年の282万トンに比べ2%増加、国内販売は前年の934万トンから1029万トンに10%アップした。
ISAのMoosa Raza会頭によると、輸出成長率は前年の62%から僅か2%に鈍化、総生産に占める輸出比率は前年の14%から13%に縮小した。以上の数字から見ても、「ISAメンバーが輸出拡大を通じて故意に国内市場に供給不足を生じさせている」とか、「国内産業を犠牲にして輸出拡大を図っている」と言った非難は当たらない。
ISAには、Steel Authority of India Ltd(SAIL)、Tata Iron and Steel Company(Tisco)、Essar Steel、Jindal Vijaynagar Steel Ltd、Ispat Industriesが加盟している。
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