2004-04-23 ArtNo.33243
◆Vesuvius、鉄鋼市況の活況に乗じ耐火材生産能力を2倍に拡大
【コルカタ】地元耐火材(refractory)メーカーVesuvius India Ltd(VIL)は、国内鉄鋼産業の活況に乗じ耐火材の日産量を現在600-650ピースから2年内に1200-1500ピースに拡大する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが4月21日報じたところによると、VILのJean-Pierre Malherbe取締役及びBiswadip Gupta重役(MD)は20日催された第13回年次会議後、以上の消息を語った。それによると、事業の拡張は既存施設の拡張、新工場の建設、企業買収等を通じて実行され、最終方針は4-5ヶ月内に決定される。インド国内における鉄鋼生産は2006年までに5000万トン、2010年までに1億トンに拡大、耐火材の需要もこれに比例して増大するものと予想される。
2003年12月期の営業額は136.13クロー(US$3111万)と、前年の107.27クローに比べ27%拡大、総売上の10%が南アフリカ/ドイツ/台湾/その他の南アジア諸国への輸出売上げで占められた。税引き前利益は22.43クローから27.06クロー(US$618万)に、税引き利益は16.60クローから20.85クロー(US$477万)に、それぞれアップした。2004年3月期四半期の未監査売上げは前年同期の28.04クローから33.90クロー(US$775万)に、税引き前利益は5.71クローから6.87クロー(US$157万)に、税引き利益は4.08クローから4.85クロー(US$111万)に、それぞれ拡大した。
同社は株式を分割し、流動性を高めることを検討しているが、特別配当株を発行する計画はないと言う。
|