2004-04-23 ArtNo.33242
◆Hy Grade Pellets、US$2.3億投じ設備拡張
【ムンバイ】英国企業Stemcorと地元民間鉄鋼大手Essar Steel Ltd(ESL)の51:49の合弁に成るHy Grade Pellets Ltd (HGPL)は鉄鋼産業の需要が増大する中で市場シェアの拡大を目指し、アンドラプラデシュ州Visakhapatnam工場のペレット製造能力を2倍に拡大することを含む事業拡張計画に、向こう2年間に約1000クロー(US$2.285億)を投じる計画だ。
インディアン・エクスプレスが4月21日、HGPLのMatthew Stock取締役(営業担当)の言を引用し伝えたところによると、先ず今年10月の完成を目処に泥漿(slurry)パイプラインを建設する。さらに直接還元(DR:direct reduction)グレード鉄鉱ペレットを生産するため選鉱(beneficiation)施設を設ける。またペレット年産能力を330万トンから700万トンに拡大する。選鉱施設と泥漿パイプ・ラインの建設コストは550クロー(US$1.26億)で、内部資金と借入で賄う。ペレット製造能力の拡張には別に450-500クロー(US$1.03億-1.14億)が投資され、工事は来年完成する。
全長267キロ、輸送キャパシティー800万トンのパイプラインはチャッティースガル州Bailadila鉱山からヴィシャカパトナムのペレット工場まで泥漿状の鉄鉱石を輸送する。目下Kirandul-Kottavalsa鉄道路線を通じて粉鉱石(iron ore fines)やその他の原料を輸送しているが、パイプラインが完成すれば、輸送コストをトン当たり300ルピー節約できる。パイプラインの敷設はOAO Stroytransgaz/Essar Constructions Ltdコンソーシアムに発注した。
生産したペレットの50%はESLに供給、残りの50%は主にアジア地域に輸出すると言う。
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