【ニューデリー】応用経済調査全国委員会(NCAER:National Council of Applied Economic Research)は、2004-05年の国内総生産(GDP)成長率が2003-04年の8.1%から6.7%に鈍化すると予想した。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが4月19/20日、NCAERの最新月間報告を引用し報じたところによると、今会計年度はサービス、農業、工業の成長が何れも鈍化するものと見られ、財政赤字はGDPの5.3%に達する見通しだ。卸売物価指数をベースにしたインフレ率は昨年度の4.71%(暫定数字)から4.3%前後に下降するものと予想される。
農業生産の伸びは昨年の10.7%から3%に、サービスは同8.39%から8.35%に、工業は7.5%から6.8%にそれぞれ鈍化、輸出成長率はルピー建てで8.1%、米ドル建てで12.6%、輸入成長率はルピー建てで10.4%、米ドル建てで15%と予想される。貿易赤字はGDPの2.3%に達する見通しだ。外貨準備は現在の1120億米ドルから2004年末には1500億米ドルに拡大する見通しと言う。