【ニューデリー】Gas Authority of India Ltd(GAIL)のHaldia Petrochemicals Ltd (HPL)への332クロー(US$7588万)出資計画は新たな障害に直面、一層の遅延が予想されている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとデカン・ヘラルドが4月19/20日報じたところによると、政府はGAILに対して先ず経済問題閣僚委員会(CCEA: Cabinet Committee on Economic Affairs)の認可を得るよう求めた。政府の事前認可を待たずに30億ルピーまでの資本支出と民間との合弁事業への10億ルピーまでの出資を認められているNavratnaのGAILは、西ベンガル州政府と民間の合弁事業HPLに対して200クローまでは独自裁量で出資できる。このためHPL債権金融機関はGAILに2004年3月31日までに先ず200クローをHPLに注入するよう求めていた。しかし政府は332クローの出資を200クローと132クローに分割したからと言って、政府の認可取得義務を回避することはできないとの判断を示した。
GAIL取締役会は3月29日の会議で、政府認可の取得を条件にHPLに対する332クローの出資を認めた。GAILはCCEAの最終認可取得に先立って、公共投資局(PIB)の認可を得る必要があり、両者の認可を得るにはなお数ヶ月を要する可能性があると言う。