1995-09-28 ArtNo.3322
◆<星>政府、研究奨励計画に新たにS$3億注入
【シンガポール】シンガポール政府は地元企業の研究開発(R&D)活動をさらに活発化させるため企業研究奨励計画(RISC)に新たに3億Sドルを注入する。
ヨー・チュートン通産相が26日に催されたマイクロエレクトロニクス研究所(IME)/情報技術研究所(ITI)ビルの開所式で明らかにしたところによると、92年に設けられたRISCの下、これまでに33件のR&Dプロジェクトに9億Sドルを超える投資が行われた。同制度のもと国家科学技術局(NSTB)は最高5年間にわたり企業のR&D支出の最大50%までを補助する。RISC申請企業には、研究技術スタッフの養成と、専門的なR&D能力の導入、R&D支出の大幅な拡大が求められる。シンガポールは世界経済競争力報告書の科学技術項目で昨年の8位から10位に後退、労働者1万人当たりのR&D要員も台湾54人、米国75人に対して、シンガポールは40人に過ぎない。また国内総生産(GDP)に占めるR&D支出も相対的に低いと言う。(ST,BT,LZ:9/27)
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