【ニューデリー】インド・コンプレッサー製造業者協会(CMAI:Compressor Manufacturers' Association of India)は、最近発表されたコンプレッサー輸入関税の10%ポイント引き下げに抗議する意見書を政府に提出した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月19日、CMAI筋の言として報じたところによると、最近政府はコンプレッサーに対する輸入関税を連続して引き下げたが、国内コンプレッサー製造業者の輸入原料に対する関税は引き下げられなかった。その結果、コンプレッサーの輸入関税は15%に下降したが、コンプレッサーの各種インプットの輸入関税は20%の水準に保たれている。このため、東南アジアや大規模な設備能力を有する中国のコンプレッサー・メーカーは、国際価格で原料を仕入、加えて輸出奨励措置やインフラの優位を梃子にその製品をインドに輸出することになる。インド・コンプレッサー業界は、不利な関税制度の下にこうした隣国の同業者と競争せねばならない。政府は外国直接投資(FDI)を誘致する上からも、こうした不合理な関税制度を改める必要があると言う。