2004-04-19 ArtNo.33213
◆Ind-Swift、下痢治療薬ナイタゾキサナイド近く発売
【ニューデリー】Ind-Swift Laboratories(ISL)はアジアで最初に下痢治療薬“ナイタゾキサナイド(Nitazoxanide)”を発売する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月16日報じたところによると、これは米国食品薬品局(FDA)が過去40年来初めて認可したガーディア(Gardia:下痢の原因になる原虫)駆除薬。ナイタゾキサナイドは1-12歳の小児のクリプトスポリジウム原虫(Cryptosporidium parvum)に起因する下痢の唯一の治療薬として知られる。インドでは特許取得者Romark Laboratoriesによる世界的発売と合わせて1年以内に発売され、ISLは既にインド当局の認可を得ている。
Alinia商標でナイタゾキサナイドを販売するRomark Laboratoriesは、米国における初年度の市場規模を1億米ドルと予想、また年率40%以上の成長を見込んでいる。同薬は3日単位で投与され、通常の1週間に比べ短縮されている。ISLはインドにおける初年度の売上げを10クロー(US$229万)、向こう3年間の年間成長率を50%と見込んでいる。同社はラテン・アメリカ及びアフリカ市場の開拓も目指している。
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