2004-04-19 ArtNo.33204
◆Hero Motors、設備拡張/新モデル開発にUS$4571万投資
【バンガロール】Hero Motors Ltd(HML)は、設備拡張と新モデルの開発のため今会計年度内に200クロー(US$4571万)を投じる。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが4月16日報じたところによると、HMLのPankaj Munjal重役(MD)はこのほど記者会見し以上の計画を明らかにした。それによるとウッタルプラデシュ州Ghaziabad工場の年産能力は17万2000台で、これを40万台に拡張する。HMLはまたハリヤナ州GurgaonのManesarに1年内に新工場を設ける計画で、既に用地を購入している。200クローの投資額中50クローはプロモーター自身の新規投資により、残りの150クローは私募と借入により賄う。同資金の調達は3ヶ月内に完了する。私募に関しては3投資家との交渉が進められている。
欧州の二輪車メーカーApriliaとの提携の下、向こう2年間に75CCのスクータレットと125CCのスクーターを含む新モデルを発売する。今年11月に発売するスクータレットSonicは75ccと92ccエンジンを搭載、価格は2万6000ルピーと3万1000ルピー。同社にとって3番目の自動変速スクーターSRは125cc水冷エンジンを搭載、2005年7月に発売される。また2005年末までに第4のスクーターを発売する。
年間輸出台数は昨年度の2万6000台から6万5000台に拡大することを目指している。HMLは2004-05年にエンジン/車両/コンポーネント合計100クロー(US$2285万)を輸出することをコミットメントしている。タイとブラジルを輸出先のターゲットにしており、最近発売したバイク“Sting”が輸出成長を牽引するものと期待している。現在、同社は東欧、アフリカ北部、中東、取り分けイランにその製品を輸出している。
ウッタルプラデシュ/ラジャスタン/マハラシュトラ/カルナタカ4州で既に発売され、間もなくアンドラプラデシュ/タミールナド両州でも発売予定の92CCステップスルー・バイクStingの価格は2万3990ルピー(カルナタカ州ショールーム価格)で、HMLは18-24歳の年齢層をターゲットに初年度に8万5000台を国内で販売する計画だ。
HMLの2003-04年の営業額はほぼ260クロー(US$5942万)、国内販売台数は約7万台に達した。今会計年度の輸出売上げは140クロー(US$3200万)を見込んでいる。
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