1995-01-28 ArtNo.332
◆<比>金融管理局、外国企業の借り入れ上限を引き上げ
【マニラ】フィリピン金融管理局(PMB)は外国企業の借り入れ上限の引き上げを認めた。
フィリピン中央銀行は25日、以上の発表を行ったが、具体的数字は明らかにしていない。これまでの借り入れと自己資本の比率は、貿易会社が60:40、製造企業が55:45、非製造企業が50:50で、PMBは最近、石油精製会社の借り入れ上限引き上げも認めている。一部のアナリストはこうした動きは限られた国内資金を外国企業が争奪することを許すもので、金利上昇につながると懸念を表明するが、別のアナリストは、国際市場で資金を調達できる外国企業はフィリピン国内で借り入れを行う必要はなく、金融システム自由化措置の一環に過ぎないと指摘している。(BT:1/27)
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