SEAnews 2004-04-14 ArtNo.33184

【コインバトール】昨年(2003-04)の繊維輸出は、主にルピー相場の強化が祟り目標とした130億米ドルを下回ったものと見られる｡
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月10日伝えたところによると、インド商工会議所(ICCI:Indian Chamber of Commerce and Industry)が9日タミールナド州Coimbatoreで主催した『2004年以降の繊維産業の見通し』と題するセミナーの会場で繊維産業省のS.B. Mohapatra次官はマスコミに以上の見通しを語った｡それによると、目標をどれほど下回ったかはまだ明らかでないが、昨年の117億米ドルは上回ったものと見られ、目標に僅かに及ばなかった程度と見られる｡繊維部門は10％の成長を見たが、ルピーの対米ドル相場が11％アップしたため、輸出成長が阻害された｡
しかしルピー高は、割安な前貸信用状(Packing Credit)／低い電力料／低い運輸コスト等により、多少相殺されている。繊維産業省はまた繊維業界における情報技術(IT)の普及も支援していると言う。