2004-04-14 ArtNo.33182
◆Salora、メトロCTV市場開拓通じ売上げ33%アップ目指す
【ニューデリー】消費者用電子製品会社Salora International Ltd(SIL)は、メトロ市場の積極的開拓を通じ来年は売上げを3分の1ほど拡大、600クロー(US$1.37億)の大台に乗せる計画だ。
エコノミック・タイムズが4月11日伝えたところによると、SILのGopal Jiwarajka重役(MD)はこのほどPTI通信に以上の抱負を語った。それによると、SILはビハール州、ウッタルプラデシュ州、パンジャブ州、マドヤプラデシュ州等の州でカラー・テレビジョン(CTV)製品を販売しているが、比較的プレゼンスが弱体な大都市におけるCTV販売に本腰を入れる。大都市はマーケッティング・コストが嵩むため、SILはこれまでメトロ市場の開拓に力を入れて来なかった。しかしDVD及びホーム・シアター・セグメントに進出したのを機に、メトロ市場の開拓に照準を合わせる方針を決めた。目下都市部市場は国際プレーヤーに支配されているが、SILは製品コストの合理化を通じ、高いマーケッティング・コストに対処する方針だ。取り分けフラットTVに照準を合わせ、21インチ製品と29インチ製品を販促、都市部アップマーケットの需要に応じる。またVCD/DVD及びホーム・シアター・カテゴリーへの進出を梃子に都市部への浸透を図る。
SILはまた潜在的輸出市場としてバングラデシュ、シンガポール、スリランカに注目している。
SILは傘下に“消費者用電子部門”、“TVコンポーネント部門”、“インフォコム部門”の3部門を擁し、Philipsを除くほとんど全ての多国籍TVメーカーにTVコンポーネントを納入している。Philipsはインドに独自のTVコンポーネント部門を設けている。SILのインフォコム部門はSony Erricson製携帯端末やAcerコンピューターの販売を手掛けている。
TVコンポーネント部門はフライバック・トランスフォーマー、リフレクション・ヨーク、スピーカー等の製造を手掛けているが、ほとんど全てのTVメーカーの需要が拡大しているため、これら3キー・コンポーネントの生産を拡張する。新たに10クロー(US$229万)を投じ、傘下の3つのTVコンポーネント製造工場のキャパシティーを拡張、最終的にTVコンポーネント・ビジネスの国際プレーヤーになることを目指すと言う。
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