【ムンバイ】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)は2010-11年までに年産能力を2000万トンに倍増させる計画だ。
ビジネス・スタンダードが4月12日報じたところによると、SAILスポークスパースンは同紙に年産能力を2000万トンに拡張するロード・マップを作成していると語った。ちなみにSAILの2003-04年の生産量は1100万トンに達したとされる。
スポークスパースンによれば、詳細は2、3ヶ月中に発表される。向こう2、3年間に先ず既存設備を拡張、その後新規プロジェクトに着手する可能性も有る。
今会計年度にはBhilaiプラントの年産能力が80万トン拡張され、他のプラントの近代化も予定されている。Bhillai/Durgapur/Bokaro/Rourkelaの生産設備に照準が合わされている。今会計年度は1000クロー(US$2.285億)が再投資される。同資金は主に内部資金で賄われる。子会社のIndian Iron & Steel Companyに約1000クローを投じ、Chiria鉱山をアップグレードする。この他、中国、カナダ、オーストラリアから石炭を輸入する可能性を検討している。
目下、立案中の成長計画には、石炭とコークスの調達問題が含まれる見通しだ。また現在13万3000人の従業員は、依願退職等により向こう2年間に3万3000人ほど削減されると言う。