2004-04-14 ArtNo.33173
◆伊藤忠商事、インフラ/鉱業/ナノ/生命科学市場に注目
【ニューデリー】伊藤忠商事はインドのインフラ/鉱業/ナノテック/生命科学領域の潜在性に注目している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月13日伝えたところによると、米国アジア協会の定期国際会議『ウィリアムズバーグ会議(Williamsburg Conference)』の共同主催者としてインドを訪れた伊藤忠商事の室伏稔会長は先週A.P.J. Abdul Kalam大統領と会談、以上の消息を語った。ちなみに今回のウィリアムズバーグ会議ではインド/日本/中国/米国の関係に照準を合わせた非公開の話し合いが行われた。室伏会長は、大統領との会談の席上、「日本政府が新たに10億米ドルの援助を認めたのは、日本のインドに対する信頼の高まりを証明している」と指摘した。これに対してカラム大統領は、「合計30億の人口を擁するこれらパワフルな4ヵ国が協力するなら、その成果は計り知れない。インドと日本は技術的に良好なビジネス・パートナーになることができる」と期待を表明した。
伊藤忠商事が完全出資するItochu Indiaは、目下インドで電力事業やデリーの地下鉄建設に関係している。
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