SEAnews 2004-04-14 ArtNo.33171

【ニューデリー】大蔵省は9日、2003－04年の国内総生産(GDP)成長率が8.1％に達したとの中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の暫定見通しを発表するとともに、こうしたＧＤＰの伸びはインド経済基盤の強靱さを示すものと指摘した。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが4月10／11日、大蔵省の四半期経済レポートを引用し伝えたところによると、穀物生産は記録的な2億1220万トンをマークしたものと見られる。
年初9ヶ月(2003/4-12)の財政赤字は9万2435クロー(US$211.256億)と、前年同期の8万6269クロー(US$197.164億)を上回った｡モンスーンの降雨が広範囲にわたり通常レベルを上回ったことから農業生産の見通しは良好で、穀物生産は過去最高の2億1202万トンを上回ったものと予想される。
年初9ヶ月の輸出成長率は13.5％と、前年同期の18.1％を下回った｡しかし輸入成長率は24.9％と、前年同期の15.1％を上回った｡
第3四半期のＧＤＰ成長率は10.4％と、第2四半期の8.4％から一層加速した｡これには農業部門の16.9％の成長が貢献した｡この他、鉱業、採石、電力、ガス、水供給、貿易、ホテル、運輸、通信、金融、保険、不動産、ビジネス・サービスも成長を加速した｡