2004-04-12 ArtNo.33162
◆国内ステンレス・スチール年産量5年内に200万トン突破
【ブーバネスワル】インドのステンレス・スチール年産量は向こう4-5年内に200万トンの大台にのる見通しだ。
インディアン・エクスプレスが4月9日報じたところによると、Biju Patnaik National Steel Instituteがオリッサ州Puriで主催した“Stainless Steel Febrication”と題するセミナーで基調演説した鉄鋼省のQuraishi副次官は以上の見通しを語った。それによると、Jindal Stainless Steel Ltd(JSSL)がオリッサ州で年産80万トンのプロジェクトを準備している他、中小プレーヤーが既存施設の拡張や新規プロジェクトに既に着手している。国内業界はコスト効率の良い生産及び利用方式を研究する必要がある。ステンレス・スチール価格決定の主要な契機になっているニッケル価格が極めて不安定なことが、業界の先行きを不透明にしている。インドは独自のニッケル資源を保持せぬことから、国内ステンレス・スチール産業は国際ニッケル市況に同期して舵取りを行う他、ある種のアプリケーションに利用可能なニッケル含有量の低いステンレス・スチールの開発も試みる必要があると言う。
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