2004-04-07 ArtNo.33154
◆スイス化学企業Imerys、Thapar一族と合弁で顔料製造
【ニューデリー】スイスを拠点にする年商30億米ドルの化学企業Imerysは、LM Thapar氏のBallarpur Industries (Bilt)と合弁で化学顔料を製造する計画だ。
エコノミック・タイムズが4月1日報じたところによると、合弁会社は、Thapar一族が3年前にSinar Masグループから買い取ったマハラシュトラ州Bhigwanの土地に工場を設け、炭酸カルシウムを生産する。同地はBiltの既存工場に隣接している。Imerysは同合弁事業に350万米ドルを拠出76%のシェアを占める。Biltは残りの24%を出資するが、主に土地を拠出、資金は注入しない。新工場は今年下半期に稼働、Imerys Honaikがマレーシアに保持する鉱床から採取した高純度の原料を用い、当初年間5万5000トンの炭酸カルシウムを生産する。
BiltのBhigwan工場はアート紙(coated paper)を製造しており、炭酸カルシウムをつや出しに用いている。Biltは目下炭酸カルシウムを輸入しているが、同合弁事業を通じ、年間10-15クロー(US$33万-49万)の原料輸入コストを節約できると言う。
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