2004-04-07 ArtNo.33153
◆カルナタカ電力公社メガ発電事業ガス購買入札に3組が応札
【ニューデリー】Karnataka Power Corp Ltd(KPCL)がカルナタカ州Bidadiにおける1400MW(メガワット)の複合サイクル発電プロジェクトのために募集したガス購買入札には、1)“Reliance Industries Ltd(RIL)”、2)“公共部門の石油探査会社Oil and Natural Gas Corp(ONGC)とPetronet LNGチーム”、3)“公共部門の石油流通会社Indian Oil Corp(IOC)とマレーシア国営石油Petronasチーム”の3組が応札する見通しだ。
デカン・ヘラルドが4月4日伝えたところによると、KPCLは2003年6月に2x700 MWのBidadi発電事業のためのガス購買入札を募集した。700MWユニット2基はガス供給契約調印後30ヶ月と36ヶ月で稼働する。
RILはKrishna海盆深海D6鉱区で採取した日量700万標準立米のガスを、ONGC-PLLチームはカタールから輸入した180万トンの液化天然ガス(LNG)を、IOC-Petronasチームは東南アジア産LNGを、それぞれ供給すると提案している。
ONGC-PLLチームは当初ケララ州KochiにLNG輸入ターミナルを設け、再ガス化した後、パイプラインでBidadi(Bangaloreより30km)に輸送することを計画したが、今ではカルナタカ州MangaloreにLNG輸入ターミナルを設けることを検討している。これによりパイプラインによる輸送コストを大幅に削減できる。
RILはアンドラプラデシュ州Kakinadaに陸揚げしたガスをパイプラインでBidadiに輸送する予定だ。
IOC-PetronasチームはBritish Petroleumとも手を結び、アンドラプラデシュ州の海岸にLNGターミナルを建設することを検討しているもようだ。
当初同プロジェクトへの入札を計画していた国営ガス流通会社GAIL (India) Ltdは、2004年3月24日の見積もり期限を延長するよう求めた。しかしKPCに同要求を断られたことから、入札を見合わせるようだ。PLLのプロモーターに名を連ねるGailは今ではONGC-PLLチームに参加することを希望しているとされる。
|