【ニューデリー】米国の総合化学会社DuPontと多国籍農業食品会社Bungeが72:28の出資率で設立した付加価値食品素材製造・販売会社The Solae Company(TSC)はインドに大豆系人工肉(繊維大豆蛋白textured soy proteins)及び大豆蛋白特殊製品の製造施設を設ける計画で、近く外国投資促進局(FIPB)に関係申請を行う。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月30日報じたところによると、TSCのTony L. Arnold社長兼CEOとSolae Company India(SCI)のカントリー・マネージャー、Sanjeev K. Chaudhry氏は3月29日催された健康食品新製品発表会の席上、以上の消息を語った。
それによると、投資額は、基礎原材料のひき割り大豆(soyameal)をインド国内で調達するか、ブラジルや米国から輸入するかにより異なり、200万-1500万米ドルの間になる見通しだ。投資は完全出資子会社を通じて行われる。製造やロジスティクスに関しては、親会社バンギ社のインド子会社と提携できる。大豆食品素材(soya ingredients)のインドにおける市場規模は向こう5年間に4000万米ドルに達するものと見られる。
ソレイは既に約200社と提携し、インド市場に大豆食品素材を供給しており、通年の売上げは250クロー(US$5527万)に達する見通しだ。
ソレイはこの日、地元のSpeedway Food and Beveragesとの共同ブランド、100%コレステロール・フリーのStar Nut Health Barを披露した。両社はこの他、インド最大の粉末豆乳ブランドSoy Vityaでも提携しており、ソレイはこれらの製品を通じてインド消費者と密接な関係の構築を図っていると言う。
昨年1月に発足、同年下半期に営業を開始したソレイは、米国ミズーリ州セントルイスに本社を置き、世界80ヵ国の製造・小売業者及び消費者に奉仕している。