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2004-03-31 ArtNo.33103
◆CTV業界、クリケット・マッチ後半戦に期待
【ムンバイ】耐久消費財メーカーはインドとパキスタンのクリケット・マッチでカラーテレビジョン(CTV)販売が30-40%増加するものと期待したが、未だ期待は実現されていない。
エコノミック・タイムズが3月27日報じたところによると、少なからぬプレーヤーは大量の在庫を抱えており、値下げ圧力が高まりそうだ。平均小売価格は過去数週間に既に2-3%下降している。指導的プレーヤーの多くはハイデシベルな広告宣伝に多額の資金を投じ、クリケット・シリーズに伴う熱狂の恩恵享受に努めている。業界全体で3月には200クロー(US$4422万)を超える資金が投じられたものと見られる。
当初の消費者動向調査結果は、これまでのところ売上げに反映されていない。都市部のディーラー筋は、「消費者は様々な懸念材料を配慮した上、購入を見合わせたものと思う」と述べている。業界はクリケット・シリーズの後半戦がスタートする4月の販売に期待を寄せている。
とは言え冷蔵庫とエアコンの販売は、夏季の早期到来で恩恵を享受している。Mirc ElectronicsのV Chandramouli副社長は「3月は端境期で例年低調だが、今年は概して良好。インド/パキスタン・クリケット・ゲームに伴う30-40%の売上げ増は実現しなかったが、3月のCTV販売は昨年同月比25%、4月は同50%増加するものと見られる」と語った。
大部分のメーカーはクリケット・ゲームの熱狂に乗じ過去数週間に一連の新モデルを発売した。マーケット・リーダーのLG/Samsungは、クリケット・ゲームをインドにおけるマーケッティング・キャンペーンの中心に据えアグレッシブな宣伝を展開している。しかし某ディーラーは「音響機器もTVも期待した売上げの伸びは見られない」と語った。
Samsung幹部は「クリケット・カップのスポンサーを務めたのは、消費者プロモーションとブランド・ビルディング戦略の一環で、売上げは4月に拡大するものと思う」と述べた。Samsungは“Samsung Cup”と称するシリーズのタイトル・スポンサーを務め、ライバルのLGはアソーシエート・スポンサーを務めている。前者はクリケット・シリーズを目玉にしたプロモーションに約60クロー(US$1326万)、後者は40クロー(US$884万)前後を投じるものと見られる。
業界観測筋は「インド/パキスタン・シリーズ期間の広告のターゲット別到達率(TRP:Targeted Ratings Points)は最高で、ここ数ヶ月間にCTV販売は最高に達するものと見られる。一部のメーカーは依然として望みがある」と見通した。それによると、小規模市場においてもケーブル接続が改善、消費者の購買意欲は高まっている。耐久消費財メーカーは消費者が受け入れやすい価格のモデルを準備するとともに、金融機関とも提携し、割引、景品、下取り、保証期間の延長等、様々な販促手段を講じていると言う。
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