【ムンバイ】ルピーの対米ドル相場は26日、2000年5月29日当時の1米ドル=44.49/50ルピーの水準を突破、過去46ヶ月以来最高の44.46/48ルピーをマークした。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが3月27日伝えたところによると、外国ファンド及び輸出代金の大量流入にともない、ルピーの対米ドル相場は、一時は44.42/43レベルまで上昇した。ルピーの対米ドル相場は過去7取引日に1.7%上昇した。
インド中央銀行Reserve Bank of India (RBI)のY.V. Reddy総裁は、この日催されたセミナーの会場で「中央銀行の外為政策はルピー交換レートを市場動向に委ねることにある」と述べ、経済の急成長に伴う圧力により中央銀行の通貨政策が影響を受けているとの説を否定した。それによると中央銀行にはルピー相場をどのレベルに維持すると言ったターゲットは保持しないと言う。