【ニューデリー】インドの対外貿易は輸出入ともに期待に応える好調な成長を遂げており、2004年2月の輸出は米ドル・ベースで35%、輸入は同45%の伸びを見た。この結果年初11ヶ月の輸出は12%、輸入は15%の成長を記録した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが3月26日、商業情報・統計総局(directorate general of commercial intelligence and statistics)発表の暫定統計数字を引用し報じたところによると、今年2月の輸出は55億9726万米ドルと昨年同月の41億6019万米ドルに比べ34.87%の増加を見た。また同成長率は昨年同月の17.4%の成長を大きく上回る。年初11ヶ月の輸出額は530億7200万米ドルと、前年同期の462億5075万米ドルを14.75%上回った。しかし前年同期の成長率17.18%には及ばなかった。
今年2月の輸入は66億9316万米ドルと、昨年同月の46億3092万米ドルを44.53%上回った。年初11ヶ月の輸入は685億9571万米ドルと、前年同期の542億9806万米ドルに比べ26.33%拡大した。
年初11ヶ月の石油製品輸入は187億7101万米ドルと、前年同期の159億3504万米ドルを17.8%上回った。非石油製品輸入は498億2470万米ドルと、前年同期の383億6302万米ドルから29.88%の伸びを見た。
商工省オフィシャルによると、輸出の伸びは工学品、化学品及び化学関連製品、宝飾品等の伝統品目に加え、農業産品及び農業関連品の好調に支えられた。しかし繊維輸出は引き続き懸念材料とされている。
今年初11ヶ月の貿易赤字は155億2365万米ドルと、前年同期の80億4731万米ドルからほぼ倍増した。