2004-03-26 ArtNo.33069
◆Rover、Tata Motorsとミニ・カー新モデル協議
【ニューデリー】Tata Motors Ltd(TML)から調達した小型乗用車Indicaを欧州市場においてCity Roverブランドで販売している英国拠点のMG Roverは、目下TMLや他のカー・メーカーと、2007-08年までにCity Roverに取って代わる新モデルに関して協議している。
ビジネス・スタンダードが3月24日報じたところによると、MG Rover Groupプログラム製品開発部のMichal J. Booth主任は、Sonalikaグループとの技術契約調印式後の記者会見の会場で以上の消息を語った。それによると同社はマレーシアのProtonとも、乗用車の新プラットフォームに関して協議しており、City Roverの後継モデルに関する交渉は向こう12-18ヶ月で合意に達する見通しだ。
City Roverは4ヶ月前に英国で発売されて以来これまでに約3000台が販売された。向こう2週間以内に英国以外の欧州市場でも発売される。
MG Roverは5年間にTMLから10万台のIndicaを調達する契約を結んでいる。Booth主任は「英国で販売される乗用車の10台に6台がミニ・カーで、10万台は極めて控えめな数字」と語ったが、TMLからの調達量を上方修正するか否かに関してはコメントを控えた。
一方、完成車の輸入を通じてMG Rover製高級車をインドに投入する計画については、輸入関税が嵩むため見合わせたと言う。
Booth氏がエコノミック・タイムズに語ったところによると、MG RoverはTMLと5件のソーシング契約を結んでおり、これには英国欧州市場でCity Rover商標で販売されるIndica、同じく英国欧州市場で販売されるスポーツ・ユーティリティー車(SUV)“Safari”、アフター・マーケットに投入されるCity Roverのスペア・パーツが含まれる。TMLの供給能力には限界があるが、TMLは今年設備能力を拡張するため、MG Roverがソーシングを拡大することも可能になると言う。
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