2004-03-24 ArtNo.33054
◆Tata Steel/L&T、オリッサ州Dhamraに新港建設
【ムンバイ】年商9000クロー(US$19.9億)のTata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)と年商9500クロー(US$21億)のLarsen & Toubro (L&T)はオリッサ州における港湾建設共同事業の候補地としてDhamraを選んだ。
ビジネス・スタンダードが3月22日報じたところによると、同プロジェクトは両社の50:50の合弁で進められるものと見られる。L&T幹部によると、プロジェクト・コストは1200クロー(US$2.65億)と見積もられる。
L&Tはこれ以前にタイのPrecious Shipping及び米国のStevedoring Servicesと手を組みDhamraに港湾を設けることを計画したが、プロジェクトの遅れから両パートナーは相次いで離脱した経緯がある。このためTiscoとの提携により同プロジェクトが復活した感が有る。しかし、両パートナーがDhamraを候補地に選んだのは純粋に同地の戦略的立地条件を評価したためとされる。
TiscoのB Muthuraman重役(MD)はこれ以前に、L&Tと合弁で向こう3年内にオリッサ州に新港を開発する計画を明らかにしていた。Tiscoは3年内にその鉄鋼年産能力を現在の400万トンから750万トンに、また10年内に1500万トンに拡張することを計画しており、港湾処理量は現在の年間400万トン(鉄鋼/鉄鉱石/石炭/石灰岩等の輸入貨物)から3年後には輸出入合わせて1100万トンに膨張するものと予想されている。
|