2004-03-24 ArtNo.33052
◆NTPC/GPCL、合弁でPipavavに1千MW発電所建設
【ニューデリー】国営電力会社National Thermal Power Corporation(NTPC)と州営Gujarat Power Corporation (GPCL)は、50:50の対等出資で、グジャラート州Pipavavに1000MW(メガワット)の発電所を建設する。
エコノミック・タイムズが3月20日報じたところによると、Pipavav港隣接地に建設される同発電所は輸入石炭もしくはガスを燃料として用いる。NTPCとGPCLは共同で事業化調査を行い、何れの燃料を用いるか決定する。グジャラート電力局(GEB:Gujarat Electricity Board)が発電された電力の全量引き取りを保証している。第2期工事では、さらに1000MWの発電能力が追加される。
消息筋によると対等出資ながら経営権はNTPCが掌握、借入/自己資本比率は70:30。NTPCは金融機関からの融資を受け易くするため、周辺の電力管区における配電業務は指名方式にするよう州政府に提案しており、NTPC Electric Supply Companyが同業務を引き受ける見通しだ。グジャラート州政府は12の配電サークルをまとめてフランチャイズ方式により入札にかける計画で、NTPCやRelianceを含む複数の指導的企業が関心を表明している。州政府は必要な土地の準備と水供給のアレンジも引き受ける。
Narendra Modi首席大臣に率いられる州政府は当初、NTPCにメガ発電プロジェクトの事業化調査を委ねる一方、入札によりNTPCのパートナーを選考することを計画していた。しかし途中でGPCLとNTPCの対等出資で計画を進めることに方針を転換した。その後Modi政府は総理府及び電力省へのロビーを展開、首尾良く中央政府の認可を獲得したと言う。
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