2004-03-19 ArtNo.33034
◆仏系ITサービス会社Atos、インド国内市場開拓にシフト
【ムンバイ】欧州拠点の情報技術(IT)サービス会社Atos Originのインド子会社Atos Origin India(AOI)はこれまで海外顧客に対するサービスに重点を置いて来たが、今や国内のアウトソーシング・ビジネスの開拓にも力を入れている。
インディアン・エクスプレスが3月17日伝えたところによると、AOIのUday Gharpure重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、テレコム及び電力部門における2億5000万-3億米ドル規模の取引に照準を合わせており、この種の契約期間は10年に及ぶ。目下、インド国内において700人を雇用しているが、3年内に5000人に増員する。これには企業買収を通じた増員も含まれる。現在マハラシュトラ州Mumbaiに3センター、西ベンガル州Kolkataに1センターを有するが、ムンバイ・センターの統合・拡張を準備、別に1センターを増設する可能性も検討している。
アジア太平洋地域担当のNeoh K C重役(CEO)によると、同社は2005年までに年商を現在の50億-60億ユーロから100億ユーロに拡大する計画だが、インドがこうしたグループの成長に大きく寄与する見通しと言う。
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