SEAnews 2004-03-19 ArtNo.33023

【ニューデリー】今年2月の石油製品の国内販売は、主にディーゼル油の消費が拡大したことから昨年同月の724万トンを8.6％上回る786万トンに達した｡
エコノミック・タイムズとインディア・インフォライン・ニュースが3月17日伝えたところによると、石油天然ガス省のB K Chaturvedi次官はＰＴＩ通信に以上の消息を語った｡それによると、ディーゼル油の2月の販売は昨年同月の283万トンから313万トンに10.4％増加した｡これは交通燃料の混ぜものとして用いられる灯油の輸入が禁止されたことに伴うものと見られる。政府は昨年11月、民間企業が灯油を輸入することを禁止したが、それ以来ディーゼル油の需要は増勢を辿っている。それとは対照的に2月の灯油需要は昨年同月の80万8000トンから77万9400トンに3.5％下降した｡
今年初11ヶ月(2003/4-2004/2)の石油製品需要は8368万トンと、前年同期の8253万トンを1.4％上回った｡年初11ヶ月のディーゼル油の消費量は前年同期の3345万トンから3358万トンに増加した反面、灯油の消費量は889万トンから859万トンに3.4％下降した｡
液化石油ガス(LPG)の2月の消費量は昨年同期比10.8％増の81万4300トン、年初11ヶ月のそれは同11.4％増の827万トン、ガソリンの2月の消費量は同7.3％増の64万7300トン、年初11ヶ月のそれは同3.9％増の720万トンを記録した。