2004-03-19 ArtNo.33022
◆LNGターミナル、マンガロールの先行でコーチ見送りも
【コーチ】カルナタカ州Mangaloreに年間処理能力500万トンの液化天然ガス(LNG)ターミナルを設ける計画の入札資格審査を完了したPetronet LNG Ltd(PLL)は、ケララ州Kochiに年間処理能力250万トンのターミナルを設ける計画に見直しを加えており、後者が棚上げされる可能性が高まった。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが3月17日PLL筋の言として伝えたところによると、マンガロール・ターミナルの最終入札には4社が参加する。
マンガロールにおけるターミナルの建設コストは、コーチのそれを下回るものと見られ、Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)/MRPL/Bidadi Powerの他、少なからぬ産業ユーザーが存在するため、LNGの買い手を見出すのも容易である。
このためPLLはケララ州政府にコーチ・ターミナルのLNGの70%の顧客を確保するよう求め、それができないなら、コーチ・ターミナル計画は実行不能と通知した。ケララ州で必要とされるLNGはGAIL (India) Ltdが建設するパイプラインを通じ、マンガロール・ターミナルから供給することも可能と言う。
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