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2004-03-17 ArtNo.33019
◆インドの輸出市場に占める米国のシェア縮小
【ニューデリー】米国経済の成長が鈍化した際には、これまでインドの輸出成長も鈍化した。このため米国経済が6%の成長を記録した2003年下半期には、当然インドの輸出成長も加速するものと予想されたが、今年初10ヶ月(2003/4-2004/1)の輸出成長率は12.7%と、前年同期の17%、2002-03年通年の19%を下回った。
エコノミック・タイムズが3月15日伝えたところによると、その実インドの対米輸出は今年初8ヶ月(2003/4-11)に1.1%のマイナス成長を記録した。この結果インドの輸出総額に占める米国のシェアは、前年同期の21.2%から19.1%に2%ポイント縮小した。また今年初8ヶ月のインドの全世界に向けた輸出成長率は10%を割り込んだが、米国を除けば13%の成長が記録された。
ともあれ今年初10ヶ月の12.7%の成長率は、今年通年の11.9%の成長目標を上回っている。実際のところインド経済監視センター(CMIE:Centre for Monitoring Indian Economy)は2003-04年通年の輸出成長率を12.5%と予想している。
しかし2007年までの5カ年に年間輸出総額を800億米ドルに拡大、世界貿易の1%のシェアを占めると言う中期輸出戦略の上からすれば、今年の11.9%の輸出目標はそれ自体不十分である。国内総生産(GDP)成長目標を実現する上からも、インドは輸出を拡大する必要に迫られている。米国市場への過度な依存を軽減し、新輸出市場を開拓することは、これまで輸出入政策(Exim policies)の最大の課題とされて来た。しかしこの方面の成果は乏しく、米国はインドの輸出総額の5分の1を占め、依然として最大の輸出相手国となっている。
中東を除くアジア諸国向け輸出は今年初8ヶ月間に15%成長したものの、前年同期の33.3%の成長には及ばなかった。しかし輸出全体に占めるシェアは前年の26%から30%に拡大した。インドの輸出に占める香港のシェアは1990-91年の1%から2002-03年の5%にジャンプ、中国のシェアも約3%に達した。今年初8ヶ月の中国向け輸出は30%成長、前年同期には81%の伸びが記録された。今年初8ヶ月の輸出総額に占める中国のシェアは、前年同期の2%から3.7%に拡大した。
とは言え、英国、ドイツ、フランス、デンマーク、イタリー等、欧州先進国向け輸出は2003-04年を通じ下降線を辿った。
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