2004-03-17 ArtNo.33014
◆Hitachi Home & Life、ブランド戦略を再構築
【ニューデリー】Hitachi Home & Life Solutions India(HHLSI)はサブブランド“Logicool”を廃止し、プレミアム・レーンジの新ブランド“Atom ”を追加、ブランド戦略の転換を図っている。
エコノミック・タイムズが3月14日、HHLSIのAmit Doshiマーケティング主任の言として報じたところによると、同社はAtomをトップ・セグメントに据え、最小のスプリット・エアコンと言う知覚価値(perceived value)の相違を前面に押し立て販促する。マスエンドのウィンドー・エアコンは“日立”のマザー・ブランドで販売する。
これまでプライス・ファイターとして同社売上げの20%に貢献して来たAmtrexブランドの販売も停止するが、政府部門向けの販売は続ける。
次期会計年度に赤字返上を目指す同社の今年のトップ・ラインの伸びは、業界平均と同レベルの15%程度で、販売台数は10万5000台を超えるものと見ている。
HHLSIは輸出も成長領域として重視しており、グジャラート州Kadiの輸出志向ユニットが最近稼働したことから、輸出量を2万台に倍増させることを目指している。製品は主に中東市場に輸出する。
一方、サマー・シーズンに向けウィンドーとスプリット・エアコンの比率をこれまでの70:30から65:35に転換する計画で、これにより売上額も拡大する見通しだ。同シーズンのプロモーション活動には約10クロー(US$221万)を投じると言う。
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