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2004-03-17 ArtNo.33010
◆製鉄/発電業界、石炭供給不足で苦境に
【ムンバイ】オーストラリア及び中国からの輸入石炭に依存するインドの鉄鋼メーカーと石炭火力発電所は、供給が突然減少したことから苦境に陥っている。
エコノミック・タイムズが3月12日伝えたところによると、石炭供給不足で、鉄鋼メーカーは生産削減を、電力会社は電力料の値上げを検討している。中国がインドに対する冶金用コークスの輸出を制限したのと、オーストラリアの2炭坑が操業を停止したことが、供給逼迫の主因。鉄鋼製造業者や発電会社が石炭を求めてスクランブルする中で、石炭価格は急騰している。高炉による鉄鋼生産に欠かせない冶金用コークスは、これ以前にはトン当たり170米ドルで手に入ったが、今では450米ドル以上に跳ね上がっている。インドはこれまで大部分のコークス用炭をオーストラリアから輸入して来た。
主要バイヤー3社、Steel Authority of India Ltd(SAIL)/Rashtriya Ispat Nibam Ltd(RINL: Vizag Steel Plant)/Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)だけで年間1100万トンのコークス用炭を輸入して来た。そしてこうした石炭の大部分が小型のHandymax船により輸送されている。これは東海岸に大型船を受け入れるインフラが存在しないため。Handimax船の運賃は1年前には1日1万5000米ドルだったが、今では3万7000米ドルに高騰している。
SAIL傘下のBhillai plantは高炉の熔銑日産量を1万4500トンから1万トンに引き下げたが、石炭の供給が改善しなければ、さらに9000トンまで引き下げ、目下稼働中の高炉6基も4基に削減せねばならない見通しだ。
コークス用炭に関してはオーストラリアにおける港湾スケジュールがタイトになり、インドへの供給に遅れが生じた。こうした中でオーストラリアからの石炭の運賃は2003年3月のトン当たり13米ドルから先週までに32米ドルに上昇した。石炭輸入業者によると、少なくとも向こう1年は運賃が下降する兆しはない。
発電用一般炭の輸入も逼迫している。Reliance EnergyやAdani Exports等の主要輸入業者は、PanamaxやCapeasize船を用い、Mundra/Mormugao/Dahej等の西海岸の港で陸揚げしている。業界筋によると、運賃は極めて不安定だが、Panamaxのチャーター料は1日5万-7万米ドルのレベルにある。過去数ヶ月燃料調整費用(FAC:fuel adjustment cost)は1ユニット1.6ルピー以上にアップした。National Thermal Power Corporation (NTPC)やReliance Energy等の主要発電会社は。このためガス・ベースの発電にシフトしている。
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