【ニューデリー】LG Electronicsはジャム&カシミール州及びアッサム州における製造業務を停止した。
インディアン・エクスプレスが3月11日報じたところによると、LGはこれらの州が提供する税制優遇措置の恩恵を享受する狙いから、工場を設けたが、その後、地方政府の支援措置が不十分なことから撤収を決めた。同社は現在、ウッタルプラデシュ州Noidaに自社工場を有する他、ヒマチャルプラデシュ州Baddiに1工場、ウタランチャル州Dehradunに3工場を擁する。
LG Electronics India Private Ltd(LGEI)エアコン部門のSalil Kapoor氏は、「BaddiとDehradunの工場への投資は土地を除き、LGが行っており、相手先商標製造業者(OEM)と呼称するのは適当ではない」と語った。それによると、LGがこれまでに合計15クロー(US$332万)を投じたこれらの工場では、月間8万ユニットのエアコンを製造でき、Noida工場と同じ品質基準が採用されていると言う。
ジャム&カシミール/ウタランチャル/ヒマチャルプラデシュ/東北地区では消費税・販売税・所得税が免除される。インドでは高水準の各種税が課されるため、外資企業も地元企業も異なる地域で提供される免税措置を求めて、その時その時、製造拠点を移転している。