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2004-03-10 ArtNo.32975
◆インド製ジェネリック薬米国売上げ08年には4倍に拡大
【ニューデリー】インド製薬会社は160億米ドルの米国ジェネリック薬市場に着実に浸透しつつあり、その合計売上げは現在の5億米ドル強から2008年には21億7000万米ドルに拡大する見通しだ。
インディアン・エクスプレスが3月9日、Credit Lyonnais Securities Asia (CLSA)のレポートを引用し、伝えたところによると、現在米国ジェネリック薬市場にはインド企業4社が90種類余りの製品を投入し、年間5億5400万米ドル前後の売上げを実現、3.7%ほどのシェアを占めている。中でもRanbaxyが最大で、その売上げは現在の4億1100万米ドルから2008年の12億米ドルに拡大するものと見られる。またDr Reddy'sの2008年の売上げも4億米ドルをマークする見通しだ。米国のジェネリック薬市場規模は2008年には280億米ドルに拡大するため、インド製薬会社のシェアはその時には7.7%に拡大するものと見られる。
米国市場で販売されるインド製ジェネリック薬の種類は2003年の93種類から2008年の250種類以上に、またインド・サプライヤーの数も現在の4社から10社以上に拡大するものと見られる。CLSAは2008年までには米国製剤(formulation)市場に少なくともインド企業10社が進出、また少なからぬ企業が活性製薬成分(API:active pharmaceutical ingredients)市場に進出すものと予想している。
インド製薬会社は、米国市場に投入する製品ポートフォリオを保持するものの、Ranbaxy及びDr Reddy's以外のものは、独自の流通チャンネルを有せぬため、他社とディストリビューション提携を結ぶものと見られる。
米国ジェネリック薬市場における成否は、他社よりも早く進出し、他社よりも早く足場を築くことに懸かっており、このことが向こう数年間にインド企業の米国市場進出ラッシュを生じさせる見通しと言う。
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