2004-03-10 ArtNo.32970
◆コンピューター・ソフトウェア輸出29.76%アップ
【ニューデリー】今年初9ヶ月(2003/4-12)のコンピューター・ソフトウェア及びサービス輸出は86億6000万米ドル/4万700クロー(予測値)と、前年同期に比べ米ドル・ベースで29.76%、ルピー・ベースで26.01%成長した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月8日報じたところによると、電子製品/コンピューター・ソフトウェア輸出促進委員会(ESC:Electronics and Computer Software Export Promotion Council)のD K Sareen常務理事(ED)はこのほど以上の数字を明らかにした。それによると年初9ヶ月の輸出額は、通年の目標額124億9000万米ドル/5万8698クローの69%以上にのぼり、大統領選挙を間近に控えた米国でアンチ・アウトソーシング・キャンペーンがピークに達しているにも関わらず、最近の堅調な成長基調が持続するなら目標を超過達成する可能性も存在する。
ソフトウェア輸出が加速した理由の1つには、少なからぬ多国籍企業が米国/欧州における高い労働コストを回避するためインドに100%子会社を設立したことが挙げられる。米国政府内にはアウトソーシングに反対するグループが存在するが、米国/欧州の財務担当重役(CFO)の間にはアウトソーシングの継続を求める声が高まっている。取り分け欧州連合(EC)は、如何なる保護措置も中期、長期的に競争力を低下させるとし、アウトソーシングに対する如何なる規制も行わないことを確認している。世界貿易機構(WTO)もアウトソーシング規制を批判していると言う。
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