【ハイデラバード】通信情報技術省情報技術部(Department of Information Technology)傘下の電子技術材料センター(C-MET:Centre for Materials for Electronics Technology)は、超高純度材料3種類-テルリウム/カドミウム/ガリウムを生産する新技術を開発した。これらの材料は電子製品キー・コンポーネントの製造に用いられる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月8日報じたところによると、C-METハイデラバードのDr T.L. Prakash理事はこのほど以上の消息を同紙に語った。それによると、セミ・パイロット・スケールで生産された純度99.99%のこれらの金属は宇宙産業/航空工業/国防領域に応用でき、例えば暗視双眼鏡の製造に用いられる。
高品質蓄電装置(capacitor)の製造に利用できる粉末タンタルのパイロット・スケールの生産も成功した。極端な高温や低温環境にも耐えられるチップ・サイズのキャパシターは携帯電話やその他の電子製品に応用できる。
C-METのDr B.K. Das常務理事によると、マハラシュトラ州Puneに本部を置くC-METは、プネー、アンドラプラデシュ州Hyderabad、ケララ州Thrissur県に3つの研究所を擁する。プネー研究所は電子包装用厚膜(thick film)材料/化学物質/ポリマー/ナノ結晶ガラス(nanocrystalline glasses)領域に、ハイデラバード研究所は超高純度金属・合金材料領域に、トリシュール研究所は先端的電子セラミクス/フェライト/希土類材料/サーミスター/センサー領域に、それぞれ照準を合わせている。目下、外部資金による21件のプロジェクトを手掛けており、今会計年度のこの種の資金補助は4クロー(US$88万)に達すると言う。