2004-03-10 ArtNo.32965
◆パキスタン・バイク・メーカー、合弁パートナー物色
【ニューデリー】インド二輪車市場は今日既に競争が過熱しているが、中国製はさておき、もう一つの隣国、パキスタン方面から新たな競争者が出現しそうだ。パキスタンの指導的バイク・メーカー、Dewan Motorcycles Ltd(DML)は、125ccと150ccのクルーザー・バイクをインドで製造・販売するため、合弁会社を設立する機会を探っている。
エコノミック・タイムズが3月8日伝えたところによると、DMLは既にインドの複数のモーターサイクル・メーカーと接触、同問題を協議したようだ。DMLのBadar Khan渉外担当主任(CCO)は同紙に「当面代表事務所を設け、クルーサー・バイクの輸入販売をスタート、その後地元パートナーと合弁会社を設け、現地生産を開始する」と語った。Khan氏によると、こうしたバイクは“Star”商標で販売される。スターは現在パキスタンの国産バイク市場の過半を占めている。依然としてパートナーは決まっていないが、インド側パートナーが過半数を占める51:49の合弁を検討している。向こう3、4ヶ月内に商談をまとめ、2005年末までにスター・バイクの販売開始を目指す。125ccバイクは4万5000ルピー、150ccバイクは4万8000ルピーで販売する計画とされ、同価格はYamahaのクルーザー・バイクEnticerとほぼ等しい。
ラジャスタン州Alwar拠点のMonto Motors幹部は、DMLと合弁交渉を行った事実を認めたが、「商談はなお初歩的なもの」と語った。
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