SEAnews 2004-03-10 ArtNo.32964

【バンガロール】多用途車(MUV:Multi-utility vehicles)は、インド自動車市場におけるプレゼンスを益々強固にしており、年初9ヶ月(2003/4-12)の販売台数は前年同期比43％アップ、今年1月も47％の増加を見たが、先月(2月)の販売台数は昨年同月(6355台)比65％増の1万480台をマークした｡
エコノミック・タイムズが3月8日報じたところによると、Mahindra & Mahindra (M&M)のBolero-Armada両モデルの販売台数は、より多くの変形バージョンの投入が奏功し、昨年同月の合計265台から今年2月の1655台に524.5％ジャンプした。Tata MotorsのSumo-Spatio両モデルも昨年同月の合計1746台から2902台に66.2％アップ、Toyota Qualisは同1909台から2676台に40％増加した。M&MのScorpioの販売台数も1262台から2196台に74％増えた。
より豪華でパワフルなスポーツ・ユーティリティー車(SUV)の自動車市場全体に占めるシェアは依然小さいものの、既にインドに確たるプレゼンスを築いている。大部分のＳＵＶモデルは昨年の異なる月にお目見えしたもので、通年で合計1448台が販売された｡今年1月の販売台数は427台を記録したが、2月には297台に下降、Ford Endeavourが171台でトップ、次いでHonda CRV49台、Hyundai Terracan34台と続く。2月は例年自動車販売が低迷するが、インドにお目見えして日の浅いＳＵＶの場合、前年同月と比較することはできない。