SEAnews 2004-03-08 ArtNo.32956

【ムンバイ】年商600クロー(US$1.32億)のBlue Star Ltd(BSL)は、今年ヒートポンプと商用エアコンの輸出ボリュームを2倍に拡大、国内における省エネ・マシーンの販促も強化し、エアコン／冷蔵庫市場の平均成長率を上回る成長を実現する計画だ｡
インディアン・エクスプレスが3月4日報じたところによると、ＢＳＬのSatish Jamdar上級副社長は同紙に以上の計画を語った。それによると、今年(2004)は、欧州向けヒートポンプ輸出を2003年の2000ユニットから4000ユニットに、また商用エアコンの中東向け輸出を同4000ユニットから8000ユニットに拡大することを目指している。
国内ではテレコム業界向け小型省エネ・マシーン“Blue Star Telepac”のReliance Telecomへの納入を図っている｡Reliance Telecomは現在この種の設備を海外のサプライヤーから輸入している。半年前に発売したBlue Star Telepacは、他社の同種の製品に比べ15－20％エネルギー消費が少なく、既にHutch、Airtel、BPLへ納入した実績を有する。
ＢＳＬは最近2クロー(US$44万)を投じ、ダドラ＆ナガルハヴェリ連邦直轄区のDadra工場にBlue Star Test Laboratoryを設置するプロジェクトに着手した。ダドラ工場のテスティング・ラブは、エアコン製品の検査やユニタリー製品用データ・ロガー及び自動制御に関わる業務を手掛ける。ダドラ工場ではユニタリー製品を製造している。この他、マハラシュトラ州Thaneの第2工場やグジャラート州Bharuchの第3工場に併設された既存のBlue Star Test Laboratoryも今年内にアップグレードする。Thane工場ではチラー／エアハンドラー／低音室冷蔵設備を、Bharuch工場では冷凍機／クーラー／ウォーター・クーラーを、それぞれ製造している。
ＢＳＬはまた年率15－20％の成長を遂げるエアコン／冷蔵庫市場の需要に応じるため、Dadra／Bharuch／Thane3工場の設備能力を25％拡張する。
政府にエクスポート・ハウス・ステータスも申請中のＢＳＬは、今年の輸出成長率が昨年の25％を上回る30％以上に達するものと予想している。