2004-03-08 ArtNo.32950
◆AP州、総選挙控え工業部門への電力供給をさらにカット
【アーマダバード】アンドラプラデシュ州の送電会社AP Transmission Corporation (APTransco)は、農業部門と一般消費者の需要拡大に応じるため、工業部門への電力供給をさらにカットする方針だ。
ビジネス・スタンダードが3月5日伝えたところによると、APTranscoのG Saiprasad重役(MD補)とP M K Gandhi取締役は4日記者会見し、以上の方針を明らかにした。それによると、今日既に工業界向け電力供給を1日当たり174万ユニット・カットしているAPTranscoは、向こう2ヶ月間に工業部門に対する1日当たりの電力供給カットを500万ユニットに引き上げ、農村と一般家庭への供給を確保する方針を決めた。
例えば、2004年3月4日の1日当たりの電力供給量は1億4612万ユニットと、昨年同日の1億3259万ユニットを10%ほど上回った。
総選挙を控え有権者を苛立たせることは極力避けたいN Chandrababu Naidu首席大臣に率いられるアンドラプラデシュ州政府は、工業部門を犠牲にして農村や一般市民への電力供給を優先する方針を決めたようだ。APTranscoは、今会計年度に200-300クロー(US$4394万-6591万)を追加支出して電力を補給する方針だが、同社幹部はこの日、工業界に振り向ける余裕は存在しないことを改めて確認した。
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