1995-09-26 ArtNo.3295
◆<星>HP(S)、来年の周辺機器売上US$20億見込む
【シンガポール】ヒューレット・パッカード(HP)シンガポールの周辺機器部門は96年10月末締め年度に20億米ドルの営業額達成を目指している。
HP社アジア太平洋部門のトミー・ラウ重役(ハードコピー製品担当GM)によると、同目標額にはスタートしたばかりの製造事業やこれから着手される事業の売上は含まれていない。来年度のプリンターの販売台数は50%増の1000万台が見込まれ、その額は今年度売上の15億米ドルを30%上回る見通しだ。
同社は他のハードコピー製品の製造にも向こう2年間に2000万Sドル以上を投資する。今日PC(パソコン)ホーム・ユーザーの半数がプリンターを持っているが、PCの値下がりに伴い、これらのユーザーがプリンターやスキャナーを購入するゆとりも拡大する。このためHP(S)は3カ月前からスキャナーの製造を開始、この種の製品需要が世界的に急増するものと予想している。スキャナー等の新ビジネスはHP社の向こう1、2年の営業額の10-15%を占め、将来は営業額全体の4分の1に達する見通しだ。シンガポールで製造される他の製品についてラウ氏は言及しなかったが、スキャナー、FAX、コピー等の機能を備えたマルチ機能プリンターの製造が手掛けられる可能性が大きい。同社は既に欧米で同製品の製造を開始している。HP社は目下新工場の用地を物色していると言う。(BT:9/25)
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