2004-03-05 ArtNo.32932
◆IOC、東西両海岸に大型石油化学コンプレックス計画
【ニューデリー】Indian Oil Corporation (IOC)はインド東海岸と西海岸に大型石油化学コンプレックスを設けることを計画している。
インディアン・エクスプレスが3月3日報じたところによると、IOCが石油化学産業の主要プレーヤーに変身を目指す同プロジェクトのコストは2万5000-3万クロー(US$54.92億-65.91億)と見積もられ、2011-12年までに段階的に完成される。
総コスト6300クロー(US$13.84億)のナフサ・クラッカーとポリマー・ユニット(別項参照)に関しては、グジャラート州とハリヤナ州が候補地として検討されている。
第2の石化プロジェクトのコストは3500クロー(US$7.69億)と見積もられ、西ベンガル州Haldia/オリッサ州Paradeep/タミールナド州Chennai等が候補地として検討されている。
IOCはまたイランのNational Petrochemical Corporation (NPC)と手を組みイラン国内にガス・ベースのオレフィン・コンプレックスを設ける計画で、両社は既に関係覚書を交換している。これに対してNPCはIOCが西ベンガル州Haldiaで計画する年間処理能力300万トンのコンデンセート製油所とそれに付随するパラキシレン・プロジェクトへの出資の意向を表明している。
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