2004-03-03 ArtNo.32930
◆Dr Reddy's、Pfizerとの特許権訴訟に敗訴
【ハイデラバード】Dr Reddy's Laboratories Ltd(DRLL)は高血圧薬を巡るPfizerとの特許権訴訟に敗訴、大きな後退を強いられた。
ヒンドゥ・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが2月29日及び3月1日に報じたところによると、米国連邦巡回控訴裁判所(US Court of Appeals for the Federal Circuit)は下級裁判所における判決を覆し、Pfizerが保持するNorvasc(Amlodipine Besylate)の特許権はDRLLのAmVaz(Amlodipine Maleate)にも適応されるとの裁定を下した。控訴裁判所はさらにAmVazの販売を許可することは、法に抜け穴を設けるに等しいとしている。Norvascは世界の高血圧薬のベスト・セラーで、Pfizerの特許権は2007年まで有効。
DRLLは連邦食品医薬品化粧品法505(b)(2)条文に基づき米国食品薬品局(FDA)にNorvasc変異体(variant)AmVazのマーケッティング許可を申請した。
観測筋は、DRLLはAmVazを除けば、向こう2年間市場に投入する大型商品を持ち合わせていないため、今回の裁定の打撃は深刻と評している。
DRLLスポークスマンによると、市場機会を逸した損失は抜きにしても、訴訟費用だけで1000万米ドルにのぼる見通しと言う。
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