1995-09-26 ArtNo.3293
◆<星>STIC、ダイムラーと医療技術領域で合弁協議
【シュトゥットガルト】シンガポール・テクノロジーズ・インダストリアル・コーポレーション(STIC)は目下ダイムラー・ベンツ・エアロスペース(DBA)と医療技術領域における協力交渉を進めている。
DBAのHeinzmann会長が先週同社を訪問したアジア記者団に語ったところによると、関係協力はSTICがDBAの既存子会社に資本参加するか、合弁会社を新設する方式がとられ、STICが支配権益を握ることになる見通しだ。目下協議されている協力領域には胆結石の切除等、レーザーを利用した外科手術やマイクロ手術の技術開発が含まれる。協議は依然初歩的段階に有り、STIC傘下の如何なる子会社と提携するかも未定と言う。
DBAはこれ依然にもSTICと協力関係を結んでおり、DBAが40%出資するユーロコプター社はSTIC傘下のシンガポール・テクノロジーズ・エアロスペース及び中国航空技術進出口公司と合弁で単発エンジン軽ヘリコプターの開発を進めている。またDBAは1991年にシンガポールに進出、その後シンガポール事務所を地域本部に昇格させた。DBAの昨年のアジア営業額は16億5300万マルクで、同社年商の9%を占めている。(LZ:9/25)
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