【コルカタ】アッシュ含有率の低い冶金用コークスの製造を手掛ける州営Durgapur Projects Ltd (DPL)は、コークス用炭の供給が逼迫する中、コークスの生産を15%カットした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月29日報じたところによると、DPL筋は「コークス用炭を積んだ中国からの次ぎの船が来週入港するものと予想しているが、今のところ同予想を裏付ける情報は届いていない。このため生産を15%削減する方針を決めた」と語った。同筋によると、次ぎの船が到着すれば、コークス用炭5万トンが補充され、DPLはこれにより1ヶ月半スムーズに操業することができる。2月半ばに到着するはずだった荷はついに届かなかった。
西ベンガル電力局傘下のDPLは、コークス炉3基を擁し、Steel Authority of India Ltd、Kalinga Iron and Steel、Jindal Iron、Electrosteel Castings、Southern Iron and Steel、Bhadravati Steel、Kudremukh Iron and Steel等にコークスを供給するとともに発電も手掛けていると言う。