SEAnews 2004-03-01 ArtNo.32905

【バンガロール】Philips India Ltd(PIL)は目下その家電製品(domestic appliances)を国内市場に専ら供給しているが、今後は国際市場の開拓に本腰を入れる構えだ。
エコノミック・タイムズが2月27日報じたところによると、次期会計年度には家電製品の売上げを150クロー(US$3295万)前後に拡大する計画で、同社売上げ全体に対する貢献も増すものと見られる。目下家電部門は1600クロー(US$3.51億)の総売上げの5％前後を占めているに過ぎない。ＰＩＬのRakesh Sharmaビジネス・グループ主任によると、既に複数のアジア市場に輸出しているが、依然として90％以上の製品が国内市場に向けられている｡
家電製品部門はまた創意に富んだ製品を市場に投入、ミッド・セグメントの需要に応じることを目指している｡こうした新製品は主にミキサー・グラインダーや電気アイロン・カテゴリーに属しており、研究開発(R&D)にも力を入れる。マハラシュトラ州Puneの開発センターは、世界各地の国際デベロプメント・センターと手を携えて新製品の開発に努める。
ソフトウェアや消費者用電子製品(consumer electronics)、電子医療機器(medical electronics)等の領域では、ＰＩＬはアウトソーシングのパイオニアだが、家電製品部門に関しては、直ちに親会社のアウトソーシング需要に応じる計画はないと言う。