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2004-03-01 ArtNo.32904
◆中国通信機器会社が携帯端末市場開拓目指し続々進出
【ニューデリー】急成長するインドの携帯電話端末市場に中国企業が続々進出。昨年8月に上陸を果たしたBird(波導) Internationalに続き、中国の政府系通信機器メーカーZTE Corporation(深川中興通信:「川」は当て字)もインドに足場を築きつつある。
インディアン・エクスプレスが2月27日伝えたところによると、ZTEは政府系Mahanagar Telephone Nigam Limited (MTNL)が最近募集したCDMA(Code Division Multiple Access)携帯端末5万セットの購買入札に1番札を入れた。
観測筋によると、ZTEはMTNLに携帯端末を納入後、関係インフラを整備し、アフター・サービスを提供せねばならないため、この機会にインドにおける総合的サービスに乗り出すものと見られる。ZTEのデリー事務所は、MTNL契約を獲得したことを確認したが、インド携帯端末市場における将来の計画に関してはコメントを控えている。
上記MTNLの携帯端末入札に3番札を入れた中国の耐久消費財/電子製品会社Hisense(海信)もバルク取引ルートからインド市場進出の機会を窺っている。
今回の入札でZTEは1ユニット当たり3600ルピーの1番札と3641ルピーの2番札を入れ、Hisenseは4050ルピーの3番札を入れた。入札条件によれば、最低価格をオファーしたものに全契約が発注される。
MTNLは2月13日に入札を募集、同25日に締め切った後、直ちに契約を発注した。そのスピードに関係者は目を見張っが、消息筋によると、これ以前にCDMA携帯端末10万セットの購買入札を募集したMTNLは、XL Telecomが京セラに代わり、ITI(Hyundaiを代表)に対する発注に不服を申し立てたことから、トラブルに直面、急遽5万ユニットの購買入札を改めて募集したとされる。
デリーとマハラシュトラ州MumbaiにおけるMTNLのCDMAキャパシティーは合計15万ラインで、両都市では各5万ラインが既に稼働している。しかし携帯端末の供給が確保できないため、残るキャパシティーは遊休状態にあると言う。
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