2004-03-01 ArtNo.32903
◆インド・ソフトウェア製品売上げ世界市場シェア0.2%
【ニューデリー】インドの2002-03年のソフトウェア製品売上げは1000クロー(US$2.2億)をマークしたが、世界のソフトウェア製品売上げ全体に占めるシェアは0.2%にとどまった。
エコノミック・タイムズが2月27日報じたところによると、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)は『2004年戦略的見通し(Strategic Review 2004)』の中で以上の指摘を行った。それによると輸出売上げは600クロー(US$1.32億)と、ソフトウェア売上げ全体の60%を占めたものの、前年の1500クロー(US$3.3億)の半分以下に下降した。
売上げ100クロー(US$2197万)以上のi-Flex Solutions/Infosys/Tally/TCS/Polaris等の主要プレーヤーの売上げが632クロー(US$1.39億)と、全体の63%を占めた。
パッケージ・ソフトウェアの2002-03年の売上げは、前年比5%増の1996クロー(US$4.38億)をマーク、Microsoft/Oracle/PeopleSoft/Adobe等の外国メジャーが市場をほぼ独占、インド製ソフトウェア製品のシェアは6.7%にとどまった。
パッケージ・ソフトウェア輸出のソフトウェア輸出全体に占めるシェアは2%にとどまった。
Nasscomによれば、インド企業の潜在的成長領域としては、組み込みソフトウェア、オフショア製品開発サービス、ソフトウェア製品が挙げられる。依然として揺籃期のインドソフトウェア製品市場は少数の企業により独占されている。こうした企業はニッチ領域の製品を開発、成功している。
欧州や米国の顧客は、インドにおける製品開発のアウトソーシングに乗り出しつつあると言う。
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