2004-02-27 ArtNo.32893
◆産業用エアコンのBlue Star、第4工場建設検討
【ムンバイ】インド最大の産業用空調設備メーカー、Blue Star Limited(BSL)は第4の製造施設を設けることを検討している。
ビジネス・スタンダードが2月24日、BSLのSatish Jamdar重役(ED)の言を引用し伝えたところによると、同社は製造能力の拡張を計画しており、従来の製品に加えチラー等の新製品の製造も準備している。新工場の建設地やキャパシティー、投資額等の詳細は来月決定される。
BSLは最近台湾拠点のHanbell Screw Compressorsとハーマティック・スクリュー・コンプレッサーの独占ソーシング契約を結んだ。契約期間は2年で、同期間HanbellはBSL以外のインド企業にスクリュー・コンプレッサーを納入できない。契約期間は満期後延長できる。
BSLは、Hanbell製コンプレッサーを用い、エアコンや冷蔵庫に用いられる水冷及び空冷ウォーター・チラーの製造に乗り出す。これまではコンプレッサーの供給が得られぬため、チラーを製造できず、York及びCarrier製チラーを輸入していた。昨年は約200ユニットのチラーを輸入したが、向こう12ヶ月間に少なくとも400ユニットのチラーを独自生産する。これらのチラーのキャパシティーは50-500トンで、中東方面への輸出も検討していると言う。
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