2004-02-25 ArtNo.32878
◆Tata Teleservices、事業拡張にUS$20億投資
【ニューデリー】タタ・グループは向こう2年間に20億米ドルを投じ、Tata Teleservicesの事業を拡張する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月23日報じたところによると、East West Centreとインド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)が共催した『第3回アジア太平洋管理職会議(3rd Asia Pacific Executive Forum)』の会場で、Tata IndustriesのKishor Chaukar重役(MD)はマスコミに以上の消息を語った。それによると、同投資は主に既存CDMA網の拡張に充当され、自己資本と借り入れで賄われる。Tata Teleservicesはこれまでに15億米ドルを投資した。今のところ上場計画はない。
Tata Teleservicesは現在、アンドラプラデシュ/デリー/グジャラート/カルナタカ/タミールナド/マハラシュトラでサービスを提供しており、ケララ/パンジャブ/ハリヤナ/ウッタルプラデシュ西部/同東部/ラジャスタン/マドヤプラデシュ/西ベンガル/ヒマチャルプラデシュ/ビハール/オリッサにおける営業ライセンスも保持している。
タタ・グループはテレコム・ビジネスの他、メディア・ビジネスも積極的に取り組む計画で、DTH(direct-to-home)と広帯域が原動力になる見通しだ。広帯域ネットワーク・ビジネスでは、家庭と企業の双方をターゲットにしており、インターネットやビデオ・ストリーミング・サービスを提供する。
またグループ企業、Tata Automotive Components (TACO)は、低コストと大量生産技術を梃子にした東方諸国市場の開拓を計画している。タイとの自由貿易協定(FTA)締結は同社の強みになる見通しだ。Tata Motors、Tata Steel、Tata Tea、Tata Consultancy Services (TCS)等のグループ企業も、やはり同市場に照準を合わせている。
Voltasは優良なエンジニアリング会社で、エアコンや耐久消費財領域における他社との技術提携に関心を寄せていると言う。
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